Japanese Association of Computer Science
第10回日本コンピュータサイエンス学会学術集会は
『21世紀にむかって Are you ready?』をメインテーマに、
サブテーマとして「どう折り合う科学社会とマルチメディア」をかかげ、
コンピュータやインターネットなどを使って集められた膨大な情報をヒューマンウェアとしてどう利用していくか。そのためのツールとしてのハードウェア、ソフトウェアは何か。紙媒体にマルチメディア媒体の即時性が加わってきた場合に科学上のオリジナリティ(先陣争い)はどうなるのか、実際の現場での利用シーンはどうなのかということをポイントに各演者のみなさんにご講演をいただいた。
インターネットを使った学会活動、情報交換の現状や提言、動画情報の取り込みと保存方法、離島でのモバイルコンピューティングについてなど、きわめて多彩かつ今日的な話題に各会場は熱気に包まれていた。
また、われわれの学会ならではともいうべきジャンルを越えたシンポジウムが開催されたことも特筆に値する。『知識の未来、コンピュータの未来』と名うって、株式会社アスキーエデュケーションカンパニー西 和彦(にし かずひこ)プレジデント、アップルコンピュータ株式会社原田永幸(はらだえいこう)社長、マイクロソフト株式会社古川享(ふるかわすすむ)会長(あいうえお順)という今をときめくお三方をお迎えして、知識とコンピュータをとりまく状況について、現状を踏まえた上で、未来を語っていただいた(
http://www.nikkeimac.com/hotnews/9809/yokohama.hts
http://www.ascii.co.jp/ascii24/issue/980917/topic02.html)。
「デジタル社会においても現実の社会と同じように道徳、倫理、美意識が重要で教育のはたす役割は非常に大きいこと。安い、便利だ、生産性が高い、美しい、可愛い、親切だといった選択の基準になる情報ついてより高い次元での統合が要求される時代になるということ」について和やかな中にも活発な議論がおこなわれフロアを魅了した。最後は21世紀の幸福論にまでいたり、お三方の人間性あふれんばかりの雰囲気になったのは主催者としてうれしいことであった。
残念ながら多数の来場者というわけにはいかなかったが、この学会発展の一助にはなったように思う。ご意見をいただければ幸いである。また至らない点が多く、演者のみなさんはじめ関係者のみなさん、来場者のみなさんにおわび申し上げる。また多くの方々、特に事務局長の中山都左(なかやまくにすけ)氏、阿部康彦(あべやすひこ)氏の多大なご助力がなければ開催できなかった。
この場をお借りして厚く御礼申し上げる。
参考図書 マルチエージェントと複雑系 生天目 章 (なまため あきら:防衛大学校情報工学教室教授)著 森北出版株式会社:http://www.morikita.co.jp/ 複合システム・ネットワーク論 藤澤 等 (ふじさわ ひとし:関西大学社会学部教授)著 北王路書房:075-431-0361
学会ホームページに戻る