Japanese Association of Computer Science

日本コンピュータサイエンス学会
「非線形複雑情報処理研究会」
設立趣意書


日本コンピュータサイエンス学会
「非線形複雑情報処理研究会」設立趣意書


発起人代表
米澤保雄(日本コンピュータサイエンス学会理事)

 「非線形複雑情報処理研究会(以下研究会と略す)」は,日本コンピュータサイエンス学会(JACS,以下本会と略す)の分科会として設立し,本会の主旨に沿って医学,工学,農学,さらに社会学などの異なる分野を「複雑な情報処理システム」の研究によって縦断的な複合性をもつ発表および議論の場とするための活動を行なう。研究会の英語名称は,JACS Research Society of Nonliner Complex Information Processingとする。
 本研究会の扱う研究対象領域は,上記の趣旨に沿って以下の内容を網羅する。

1.研究会が対象とする研究領域
a)
自然界に認められる非線形性,複雑性をもつ物理システムの情報科学的およびその応用にかかわる研究。熱,空気,化学反応などの乱流,気候変化,自然の幾何学等のための電気電子工学,統計物理,システム工学。
b)交通システム,配電システム,配送システム,社会組織システムなどの人工の複雑システムに関するシステムの情報科学的およびその応用にかかわる研究。交通システム,通信ネットワークシステム,企業システム,広域社会システムなど。
c)生命システムに認められる非線形性,複雑性の情報科学的およびその応用にかかわる研究。脳神経系,発生分化,成長,免疫系,遺伝系,内分泌系などの非線形挙動や複雑構造にかかわる情報処理およびこれらを解析するためのソフトウエア,また,それらの知見から得られた情報処理システム。進化計算論,創発システム,人工生命(ライフゲームから人工脳まで)。
d)非線形・複雑計算を行なうに必要なソフトウエアシステムに関する研究およびその利用に関する研究。非線形計算ソフトウェア,創発計算ツール,進化計算ツールなど。
e)非線形・複雑計算を行なうに必要なコンピュータシステムに関する研究およびその利用に関する研究。デュアルCPU&マルチCPUマシーン,ネットワーク並列など。
f)生体高分子における複雑性の情報処理ならびにシステム的研究。DNA,蛋白質の複雑さとその情報処理モデルや計算アルゴリズム。

2.入会の要件
 本研究会の趣旨が複合分野を対象とするために,入会の要件は上記の研究分野に興味を持ち,研究を行なう者であり,情報科学(コンピュータサイエンス)的な方法論を取る研究を行なう者であること以外特別な要件は課さない。
 入会希望者は,研究会の申込書に必要事項を記入して,本研究会事務局に提出し,研究会費を払わなければならない。また,本研究会に入会を希望する場合,原則として本会に入会しなければならないが,短期的活動に限り研究会のみの入会を許可する。ただし,研究会のみの会員には本会の学会誌「コンピュータサイエンス」の配付・投稿の権利はない。また,本会の主催する学術集会参加に際しては,非会員扱いとなる。
 学生会員については,本会にての学生会員規定が整備されるまでの間,研究会の学生会員として登録できることとする。

3.研究会事務局は,以下に置く。
 〒316 茨城県日立市中成沢町4―12―1
 茨城大学工学部システム工学科
 米澤研究室内「非線形複雑情報処理研究会」事務局
 FAX:0294―37―1569
 E-mail:complex@life01.dse.ibaraki.ac.jp

1996年9月25日

申込書は研究会事務局迄お問い合わせ下さい
 E-mail:complex@life01.dse.ibaraki.ac.jp

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